プロジェクトの終焉

以前お取り引きさせて頂いていた某繊維商社の方に、元彼とのプロジェクトが白紙になったことを昨日連絡しました。進行状況を慮ってくださった内容のメールにもすぐお返事できず、むしろ2か月くらい音信不通状態になってしまい…不義理さを情けなく思いつつも「終わりました」と言いたくなかった。ですが、ようやく覚悟を決めて。

「新しいことを始める際には紆余曲折あるのは当然ですので、あまり気になさらないでください。ただどんなものが出来上がるのか楽しみでしたので、残念ではあります。…また必要になった時にはお声がけください。」

今朝頂いたメールに、優しいお言葉を綴ってくださっていて、本当に泣きたくなりました。
すごく素敵な、上質なコットンを扱われている会社で、おそらく事業をゼロから始める私達が容易に訪ねられるところではなかったし、私自身アパレルの本社勤務で多少話が分かるとはいっても、自分たちだけで最初から構築していくとなると知識の足りないところが目立ち、何かと教えて頂いてばかりでした。
既に他の方達が帰られた、業務外の遅い時間にオフィスで私の商談のために残っていてくださったり、懸念事項が生じて突然お約束を取り付け、オフィスに駆け込んだものの、お時間を割いて頂くまでもなく容易に解決できることだったり…。私はクライアントとしてはあまりにも非生産的・非効率的で、思い返せば申し訳ないことばかりなのですが、本当に親身になってくださって、ありがたかった。

メールでのやりとりも沢山させて頂きましたし、何より、私達以上にプロジェクトの進行を楽しみにしてくださって。それなのにこういう結果にしかできなかったことが悲しい。でも、こうして親身になって頂けたり、優しさを受け取ることのできる今の自分はちょっと誇らしい。真剣に取り組んできて本当に良かった。時間がかかりそうだけど、悲しさをちゃんと乗り越えようと思います。

いつかの表参道。

猫川舐子

広告